彼女志願!
「――私って、やっぱり世間から遅れてますか?」
「え?」
「自分の世界の中だけで、それを形にして、発表し続けてますけど、本当は、もっと外に出て、刺激にふれて、新しい世界を切り開いていくべきなんじゃないかって……」
プロデビューしてそろそろ四年。
とりあえず今はごはんを食べていける程度に、本を出させてもらってるけど、十年後も好きなように書いていられるんだろうか。
「――」
「あ、すみません。変なこと言っちゃって……」
無言になった穂積さんを見て、空気を読めていない自分に気づき、また顔が熱くなった。
あーあ……。
せっかく一緒のテーブルに座れたのに、面白い話題も提供できず、グチっちゃうなんて、私のバカ。
なんかいっつも空回りしてる。
ちょっと泣きそう……。