彼女志願!
今日、あんな形で翡翠社を飛び出したから、少し気まずいかなって思ったけど……
わざわざ来てくれたんだから、そんなことないわよね。
「今日、泊まります」
「どうして?」
「『どうして?』 俺がそうしたいからに、決まってるでしょう」
穂積さんはスーツの上着を脱ぎつつ、寝室へと向かう。
そして戻ってきた彼は、着替えを片手にバスルームへ行ってしまった。
いつもより、彼から香る煙草が強い気がした。
なんだか、妙にピリピリしてる、ような……
気のせいかな……