彼女志願!
「穂積さん……」
そう。
やってきたのは穂積さんだった。
今日、昼間みたのと同じ
グレーのピンストライプのスーツ姿の穂積さんが、ドアを開けると同時に入ってくる。
穂積さんが電話なしにやってくるなんて、滅多にないこと。
しかもまだ、夜の7時だし。
もしかして、携帯かけてくれてたのに気づかなかった?
「――連絡はしてません」
私の心を読んだのか、穂積さんがそう言って、部屋にあがってくる。
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