彼女志願!
穂積さんの上で、乱れた自分を思い出して、カーッと顔を熱くする私。
おでこをぎゅうっと彼の胸に押しつけると、穂積さんは楽しげにクスッと笑って、私の少し伸びた髪を指ですく。
どうして穂積さんはこんなことを、公式でも読み上げるように淡々と口に出来るんだろう!?
わざと?
わざとなの?
もしくは天然?
はぁ……。
ベッドの下に脱ぎ散らかした服をかきあつめ、身に着ける私たち。
穂積さんはサイドボードに置いていた眼鏡をかけ、両手をうーんと伸ばす。
その横顔からは、うちに来たときに感じた棘のようなものは消えていた。