彼女志願!

彼にこうされると、本当に安心する。

大事に慈しまれているような気がする。



「ち、ちがうの、穂積さんっ……」



妙な誤解は解かなくちゃ……!



私は、すうはあと息を整えながら、彼を見上げた。



「私、穂積さんに出会えて、本当によかった、幸せだなって……嬉しくなって、涙が出てきたんです」

「――幸せ?」



怪訝そうな顔をする穂積さん。



「はい。もし穂積さんが担当じゃなかったら……今のこの幸せな気持ちは、きっと得られなかったと思うから……」




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