彼女志願!

だめだって思うのに

穂積さんのキスは私のどうしようもない場所を突いてくるから


体も心も、バターみたいに溶けちゃいそう……。




「穂積さ……」



「モエ、おはよー! 原稿あがったよ! 温泉行かない、温泉っ!!」




唐突に、バターンとドアが開いた。



「――!!!」



抱き合ったまま、凍り付く私と穂積さん。


穂積さんはそれまでの色気に満ちた目をいったん閉じ


「――」


意を決したように振り返ると、目を点にしたアキが、口をパクパクさせていた。




< 305 / 648 >

この作品をシェア

pagetop