彼女志願!
そりゃそうだよね。
私と穂積さん、抱き合ってたし。
あきらかにキス、してたし……。
穂積さんが私の背中に回していた手をゆっくりと離す。
そして私も一応、乱れた髪や着ていたセーターの裾を伸ばしたりして、一歩下がったりして。
まったく誤魔化せてないと思うけど、平静を装うにはそのくらいしか思い浮かばなかった。
「あの……えっと……」
ごにょごにょと口を開く私をさえぎって
「――倉田先生」
穂積さんが至極冷静な面持ちで、アキを見つめる。