彼女志願!
リビングの、ローテーブルの上にジャスミンティーを置き、テーブルを挟んだ真向かいに座る。
「いや、まぁ、内緒にして当然よ。作家と編集だもん。私こそ、いきなりドア開けてごめん……」
そしてアキは、ふうっとため息をつくと
きゅるんっと表情を変えて、私に顔を近づけてくる。
この顔は……。
「で、いつからなの!? 春でもお茶にも誘えなかったのに、なにがどうしてあんなことになったわけ!?」
好奇心で輝く彼女の瞳がまぶしい。
「アキ……めちゃくちゃ楽しんでない?」
「当たり前でしょ! 萌の恋バナよ、楽しいに決まってるでしょ! しかも相手はあの穂積さんだなんて、いったいどんな奇跡が起こったのかって、知りたくもなるわよ~!」