彼女志願!
すぐに携帯を切り、ノートPCの電源を落とし、ケースに仕舞う。
ボストンバッグを引っ張りだし、適当にクローゼットの中身を詰め、部屋を飛び出した。
空港に向かう途中、携帯で航空券を取り、それから穂積さんにメールをした。
父親が倒れたと連絡があったこと
実家にとりあえず今から帰ること
原稿は数日中に必ず送ること
そして念のため、アキにも似たようなメールを送る。
アキからは即座に『何か力になれることがあったら言ってね』という返事。
穂積さんからはないけれど仕方ない。
とりあえずこっちの状況を知らせておけば、問題ないだろうし。