彼女志願!
三番目の私だけ、小さい頃から空想ばかりしているようなぼんやりした子で、なにをやってもいまいちで。
合格間違いなしと言われた受験には失敗するし
小説家になると言って家を飛び出すしで、すっかり櫻井家のはみだし者扱い。
私が一人暮らしができるようになったのは、唯一の理解者である、お父さんの妹であるおばさんが助けてくれたからだ。
そんなに私の人生が気に入らないなら、いっそ放っておいてくれたらいいのに。
両親ともども、なんとかして人生の軌道修正をさせようと、私に干渉してくるから始末が悪い。
優秀な姉が二人もいるんだから、いいじゃない……
私なんか、いなくても。