彼女志願!
どやどやと、玄関から人が入ってくる気配がした。
「ただいまー!」
「おかえり~」
お姉ちゃんとお母さんは、両手にビニールがはちきれそうなくらい、大荷物を持っている。
お肉だとか、お魚だとか、お野菜も。大量だ。
「なにその量。持って帰るの?」
「ばかねぇ。久しぶりに萌が帰ってきたんだから、今日はすき焼きと手巻きパーティーでしょ」
私の問いかけに、爆弾を投げ返す姉。
「――はい?」
今、なんて?