彼女志願!
大丈夫。
そうだよね。
穂積さんがいてくれれば、私はいつでも大丈夫。
やがて、全身を穂積さんが着ていたジャケットでくるまれる感触。
それからふんわりと両腕で抱き上げられた。
広い胸におでこをくっつけると、一瞬、私を抱いた彼の腕に力がこもったような気がした。
けれど溢れた涙が、つうっと頬を伝う感覚が妙にリアルで……。
「――なに、ぼさっと見てるんですか! 救急車を呼んでください、今すぐに!!!!」
穂積さんの顔を最後まで確かめられないまま、私はさらに深い夢の世界に引きずり込まれていた。