彼女志願!

――――……



「たとえ成人した娘でも……いくつになっても、我が子は我が子、なんですね」



私の部屋についた途端

穂積さんはそんなことを言いながら、私を正面からゆっくりと抱きしめた。



「そうですね……」



だけど、あの調子だと、10年たってもまだ子ども扱いされそうだけど……。


そんなことを思いながら、穂積さんの背中に腕を回し、ぎゅっと抱きつく。



翌朝一番の飛行機で東京に戻ることになっていた穂積さん。


ホテルは取っていないということで、両親の熱烈な勧めもあって、我が家に一泊することになった。



「ねぇ、穂積さん」

「ん?」



今日、穂積さんの告白を聞いてから、ずっと考えていたことを口に出した。




「いつか、いつかでいいの……穂積さんのおうちにも、行きたい」

「――」




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