彼女志願!
「え……」
「だけどな、さっき萌が幸せだって聞いて……その……見守ることも親の仕事だって……反省したよ」
そしてお父さんは、私から穂積さんに視線を向ける。
「どうぞ、萌をよろしくお願いいたします」
深々と頭を下げるお父さん。
隣に座っているお母さんも、穂積さんに深く頭を下げた。
「はい。これから先もずっと、全力でサポートしていきます」
これから先ずっと――
その言葉の中に、編集者の穂積さんと一人の男としての穂積さんを感じて、胸がきゅっと締め付けられた。
そういう意味、だよね?
「どうぞ、萌さんを信じてあげてください」
穂積さんはそう言って、それから私をしっかりと見つめ、穏やかに微笑む。