彼女志願!
最近の若者はちゃっかりしてるなぁ……なんて思っていると
「おい、モエー! 船、出るぞ~!」
いきなり呼び捨てにされた。
「ちょっと、勝手に呼び捨てしないでよ!」
プリプリ怒りながら、停泊した小型船に乗り込む私。
「私のほうが年上なのに」
「じゃあモエちゃん」
「もうっ!」
「あはは! そんな怒るなって~」
プラチナブロンドをキラキラと輝かせながら、太陽のように笑うニイナ。
「ほら、こっちのほうが景色いいぞ!」
そう言って私を進行方向に招きよせる。