彼女志願!

「じゃあな!」



手を振っていきなり歩き始めるニーナを、


「ちょっと待って!」


と呼び止める。



「ん?」

「あの、ここ、ここの住所の家に行きたいんだけど、どうやっていったらいいかな」



メモを彼に差し出す。



「ああ……」



ニーナは柳の葉のような眉を一度ひそめたあと、


「うーん。今行っても、入れないな、たぶん」


と意味深な発言をした。




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