彼女志願!

私を優しく包み込むような彼の視線に、思わずどうでもいいことを口走っていた。



「あいにくこれくらいしか着るものがなくて」



そう。


穂積さんは黒の着流しだった。


黒!

着流し!!!


きゃ~んっ、色っぽい~!!!!!



「あ、そうだったんですね、あんっ……」



さらりと言われてとりあずうなずいた瞬間。


思わず恥ずかしい声が唇から洩れていた。




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