彼女志願!

「そうですよ、帰ってこないからっ……」



そう口にした瞬間、じわっと熱いものがこみあげてきた。



「うっ、うっ……」



思わず彼の肩におでこを押し付ける。



思えばここに来るまで、たくさん心配したし、ハラハラしたし。


怖い目(心霊現象)にもあったし、本当に怖かったんだから……!



「ひっく……グスッ……」

「――ごめんなさい」



穂積さんはやんわりと私の体を抱き寄せる。








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