彼女志願!
すると穂積さんは、唇にうっすらと微笑みを浮かべて、私を見つめ返してきた。
「萌は……強いですね。呆れます」
ん?????
「そこ、呆れるところですか!?」
「ふふっ……褒めてるんですよ」
褒められている気はしないけれど(むしろ鈍感で楽観的なのを失笑された気がするけど)
穂積さんが笑ってくれるなら、まぁ、いいや、なんて思ったりして。
「では……腹をくくるしかありませんね」
何かを決意した穂積さんは、私を膝から下ろすと、すっと立ち上がり、乱れた着物を手早くなおしながら肩越しに振り返る。