彼女志願!

かたやヒグマで、かたやセルロイドでできたお人形って感じだよ……。


きっとニーナ君、お母さん似なんだ。



「何が言いたい……」



おじさんが穂積さんの言葉に、低いうなり声を出す。


私の肩をしっかりと抱いた穂積さんは、フッと笑って空いたもう一方の手で襖に手を掛けた。



「おいっ、こら、真一っ!!! わしの声が聞こえんのかっ!」

「――僕は躾のなっていない、男なので」



きゃんっ、と叫びたくなるくらい


薄く微笑んだ穂積さんは迫力があって


だけどすごく……


素敵だった。



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