彼女志願!
――――……
「で?」
「で……それで終わり。終了」
アキの部屋でミルクティーを飲みながら、私はこっくりとうなずいた。
お茶請けはもちろん、四国名菓一六タルト。
フォークで刺して、パクリ。
う~ん。
このほのかなユズの風味がたまらなく美味しいのよね~。
「うそーーん!!! 絶対それ、秘密あるでしょー!!!! 知りたくないの~!?」
まったりした私をよそに、両手を頬にあて、ムンクの叫び風に絶叫するアキ。