歩み続ければ
遥side
「おはよう、遥」
---蓮!?

振り返るとそこにはいつもの笑顔の山中君がいた
蓮じゃ...なかった..か

「お、おはよう!」
私はいつものように席についた
すると後から中山君が色々と話しかけてくる
周りを見渡すと私達のやり取りをみて笑っている人や
心ない声が聞こえる
「ねぇ、まただよ」
「そうそう、あの2人できてるじゃなーい?」
「本当!? クスクス..」

勝手に言ってればいいじゃん..


---蓮に会いたいなぁ...

その時だったドアから蓮が見えた
相変わらずダルそうな顔..
アクビまでしちゃって..
そういえばそういえば最近元気ないなぁ
ちゃんと食べているのかな?
勉強大丈夫かな?
何か悩みがあるのかな?

振られたのにも関わらず次々と蓮の心配ばかり
本当は自分に余裕なんてこれっぽっちもないのに..

「ねぇ、聞いてる?」
気がつくと中山君が不思議そうにこちらを見てきた
「っえ、あ、うん聞いてるよ!」

本当中山君には感謝している
蓮のこと色々と教えてくれたり
私の知らなかった事まで知っていた
それに最近は新ともケンカしたらしい
中山君は本当になんでもしっていた
どこから情報が入ってくるのか不思議なくらいに


「それじゃ、俺クラス戻るわ。 また放課後ね」
「うん! またねー」

そうしていつものHRを迎えた
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