歩み続ければ
「迷惑だったらごめんなさい。 でも私もう逃げないって決めたから本当の
 気持ちをすべてうちあけます。
 私は今でも蓮のことが好きです。
 好きで好きで毎日教室でも蓮のことばかり気にしています。
 前蓮から別れのメールがきたとき私は死のうともかんがえました。
 でも、私は死ねませんでした
 臆病者です...
 蓮には彼女もいて..新とケンカしちゃったけど..幸せな毎日を送っていると思い
 ます。 私は今の蓮の生活を崩すような女になりたくないの
 だから私はいつまでも蓮の幸せを願っています。 彼女を幸せになれって
 だから...だから...友達からやり直しませんか...?」

これが...遥の気持ち..
すべてを聞いたとき俺はどう反応していいのかわからず
数秒2人の間に微妙な空気が流れた

遥は俺のことが好き..
自殺しようとした...
俺に彼女がいる..
だから友達からやり直したい....

「バカか」
最初の一声はそれだった
「っえ」
遥はきょとんとした顔でことらをのぞいてきた
「じゃ、俺も本音いいます」
「うん...」

「俺には彼女はいません。 
 しかし俺には好きな人がいます。 それはいつもおっちょこちょいで
 俺に元気を分け与えてくれて、人の心配ばかりしている遥です。 
 本当は俺勘違いしていて、中山と遥が付き合っていると思った。 
 だから俺は遥のためを思って別れを告げました。
 でも、それは逆に遥を苦しめていた....

 
 ...ホントごめんな...

遥は友達からやり直したいと言ったが、俺はまた付き合いたいと思っている。
 これが俺の本当の気持ちです..」

俺は遥の顔をまともに見れなかった

「れ..ん...ありがと..っ」
遥はまたオロオロと涙を流した
「本当、遥は涙もろいんだよなぁー」
「うっさいよ..!! ばか..」

そうして俺らは改めて『付き合った』

「よろしくな遥」
「私こそ、よろしく蓮」

そして俺たちは手を強く強く握り合って
お互いの家へと帰った
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