机の上で逢いましょう。

もう一度理科室へ。

「あ…」
思わず、声が出た。
慌てて口を抑えた。



――理科室の机に
コメントを書いた次の日の4時間目…、つまり今日の4時間目。

またも実験があり、
理科室へと来ていた。

ちょっとワクワクしながらも、不安を抱え、机を見た。


そこには、
机の住人さんからの返事が記されてあった。

『あれ。君もこうゆうのが好きなの?話し相手になってほしいな。』

そして、その下には
―…ポエム。

『明日があるように、
進む道はある。
たまに、寄り道もする。
…でも、きっと、
それで良い。
そのまま、歩んで行こう。』


まるで、語りかけてくるかの様な彼のポエム。
あたしはそれが、理科室の机で、光ってるように見えた。

まるで、はかなげに輝く
夜の蛍のように。
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