ふたつ星


私はふと思い出してポケットに手を入れて手帳を取り出した。



それを開くと、そこには2つの四つ葉のクローバーがある。




1つは私のもの。




もう1つは翔さんのもの




私は翔さんに2つのクローバーを見せた。




「私の願い事、叶いましたよ」



フフッと笑う私に微笑みを返してくれる翔さん。




「願い事って?」



「翔さんの笑顔が見れますようにって」



私が少し照れたように言うと、それ以上に翔さんは赤面していた。



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