ふたつ星
瞳にジワリと涙が滲む。
やっぱり私のこと、嫌いになっちゃったかな……。
当たり前だよね、翔さんを拒んだんだから……。
涙が頬を伝い、床にポツリと落ちて涙の跡を作る。
涙は枯れることを知らないかのように溢れ続ける。
翔さんに会いたい、好きって言いたい……。
それはもう叶わないのだろうか。
その時私はテーブルの上に四つ葉のクローバーが置いてあるのを見つけた。
私の四つ葉のクローバーはポケットの手帳に挟んである。
じゃあこれは?