きゅーぴっど②



この無駄にテンション高い奴は、

初対面で「ストライク…!」と言ってきたと思ったら
それ以来なにかと俺をストーカーする頭のおかしい奴だ

俺はハアァ、と身体中の空気がなくなるくらいの溜め息をついた。


「……お前はちゃんとしてれば、仕事の出来る奴なんだから…」
《え!?何なにッ!?
正樹がまさかのデレ?》
「デレてねぇよ……」


あー、こいつと話すと本っ当に疲れる

と勝手にべらべらとしゃべる相手にうんざりする


……つーかこいつ、何の為に電話かけてきたんだ。



「おい、いい加減本題を話せ」


しびれを切らした俺は未だに何か叫んでる相手に聞いた。



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