My way -選んだ道-
「…俺に話せるか?…全てのこと…教えられるか?」
「…なんでですか?…私は必要のない存在なんですよ。私は…私は…いても邪魔なだけなんですよ…無意味なんですよ…。」
それが全てだった。
理由なんかない。
生きていちゃいけないんです。
「どうしてそう思う?…生きてる事に、必ず理由がある。生まれてきたことにも利益がある。お前はただ、理由が分からないから、死にたいと思ってるんじゃないのか?」
理由が分からない…。
そうなのかもしれない。
死にたくないのかもしれない。
だから、だから…
「それでも死にたいか?落ちたいのか?」
私は、首を横に振った。
死にたくないの。
私はまだ、生きたい。
「…生きたい。」
彼は再び腕に力をいれた。
「話せるか?」
私は縦に首を動かした。
近くにあるベンチに座った。
私の隣に人がいる、それだけでも奇跡だった。
「どうした?」
「…特になにも理由なんかないです。」
「ん?じゃ…」
「ただ…いじめられてただけです。」
