スイートルームの許婚
「桜先生…夜の20時まで伸びましたから…時間厳守でお願いします…」



担当の人は少しだけ、扉を開けて顔を覗き込ませ、由可奈に指示。



そのまま、部屋には戻らず…帰ってしまった。



「…お父様から聞いたけど…今日からだったの?」



「まぁー」



「ふーん」
その喋り口調はあの頃と変わらない。



「早く…テーブルに並べて…」


「承知しました…」


俺は近くの丸テーブルに食事を並べる。



「愛斗はウチのホテルで何するの?」


「コンシェルジュです・・・」


「へぇーっ」
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