スイートルームの許婚
「失礼します…」


スーツ姿の栗原が入ってきた。


「く、栗原お前…!?」


「『SES』から来ましたハケン秘書の栗原洋貴です」


栗原は俺の驚きには動じず、ポーカーフェイスで自己紹介。



「お前は秘書ではなく、探偵だろ?」


「俺は何でも屋と言っただろ?実はハケン秘書もやってる」


「・・・」


「ここが支配人室か・・・いい部屋じゃないか~」


栗原は勝手にうろうろとして、辺りを物色。


「栗原!!」


「俺はある人…お前の監視を頼まれた…」



ある人?
俺の思い当たる人物は一人しかないない…
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