スイートルームの許婚
「今度はいつ会える?」


「ん、あ…お前だって仕事あるんだろ?」


「そうだけど・・・」


最近、スランプ気味の執筆。

それでも、自分にムチを打ち、連載小説の2話目を執筆、締切には何とか間に合わせた。


あんなに嫌いだった男を…スキになるには早すぎる、エピソードが足りないとあっちゃんには不評の出来。

仕事は不調だけど、リアルは充実していた。


あの時、素直に愛斗にキモチを伝えなかったら、永遠の別れだったと思う。



あれが私と愛斗が繋がる最後のチャンスだった。


でも、仕事のコトを考えると頭が痛い。



桜ちゃんからも最近、サイト方にも感想来ないし…



「・・・」


デスクワークしていた愛斗がソファーに戻って来た。


片手に私の連載小説の載った雑誌『ポイズンピンク』。



「本屋の女性店員に思いっきり変な目で見られて…辛かった~」













< 226 / 289 >

この作品をシェア

pagetop