手を伸ばせば、届く距離まで。



太陽に、あんなに大きくてまぶしくて、遠かった太陽に…


触れた。


両想い。



「―――華織っ!!」


「ひゃっ!?」



抱きしめた。


ほのかに香る、日光の匂いが愛しい。



「け、圭…?これって…」



「好きだ!!ずっとずっと、小さい頃から、好きだった!」



「―――――。」


近くに、あったんだ。



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