生まれ変わってもキミが好き【完結】
この瞬間。
『小鳥遊凛』と『柏木リン』の魂みたいなものが、ぴたりと、寸分の狂いもなく、
溶けるように重なるのを感じた。
ああ……。
やっぱり、そうだった。
そうだった。
わかってた。
わかってたけど、認めたくなかったのは、
あたしの変な意地だ。
小鳥遊凛の、最後の抵抗だったんだ。
認めてしまったら、絶対に、また好きになるとわかってたから。
認めちゃいけないと、思ったんだ。
だって、だってさ。
教師になっちゃってるんだよ。
あの『るいち』が、28才って。
こんなにかっこいい、大人の男になってて。
それなのに、あたしはまだ、14才。
子どもだ。
どこにでもいる、ありふれた、ただの生徒。
ひどいよ、神様。
あたしには、あなたが何考えてるんだか、さっぱりわかんないよ。
でも……
ありがとうって、感謝したい。
だって、神様はあたしに、『柏木リン』に、チャンスをくれたんだから。