おデブな姫とマッチョな王子様
1章

デブ…笑

今年あたしは中学を卒業します☆
……といってもなにかが変わるってこともなく3年終わった。
あたしは悠紀亜。菜乃悠紀亜(なのゆきあ)人から見てすごいデブなの。だって体重が88㌔もあるんだもん。あだななんて最悪だよ…一応女なんだからもっといい名前つけろよ。って思ってるんだよね。でもま…それがあたしの定着したあだ名なの。『ブー子ちゃん』そう学校で1番デブ?な女です。今の子は細すぎでしょ?あたしのことみて笑うなよ…
でもデブなのは昔からだからからかわれてもなんとも思わなくなったんだ。あたしの長所いつでもポジティブ☆それが取り柄なの。 デブってほかから見れば醜い人かもしれないけど冬はモテるし!いいこといろいろあるんだよ☆バイキングなんて一人で細い子二人分くらい食べちゃえるんだから。
…なんていっててもいいことなんて少ないかもね。
服は普通のサイズじゃ入んないし、人には哀れな目でみられて笑われるし、人より場所は多く使っちゃうし、夏はいっぱい汗かくし、体は重くて動きにくいし、なにより好きな人には相手にされないな…。
といってもあたしの場合は気が強くて、明るいし、からかいも笑いに変えちゃってる、この体型でも楽しくやってるよ。まわりには沢山友達もいるし、自分で言っちゃうと結構人気あったり…。
でもこのデブから脱出できるきっかけがなく…今年こそは、今年こそは…ともう3年経っちゃいました。しかもあの頃より増えてるから(笑)。
どうやったらあたしは「痩せれるんだろう。」なんておもってた矢先に
あの言葉を言われ、あの人に会っちゃったんだ。そんなあたしのダイエットと恋を両立した物語。
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