私と彼の一週間
颯人が言った“俺たちの関係が終わる日”
よく考えてみればそうだ。
私は何を勘違いしていたのだろう。
もう・・・勘違いしてるつもりはなかったのに。




「・・・・そっか」




しばらく、私は颯人との会話を避けた。

夜。
今日の晩御飯は、鍋に決まり土鍋に野菜や肉、魚を入れる。



「おいし~」



「うん」



晩御飯も食べ終わり、ソファでのんびりしていた。




「颯人・・・・・」




「なぁに?鈴ちゃん」




「・・・・何でもない」




「そう?」



さっきから、ずっとこれの繰り返し。
用はないけど、話しかける。
もしかしたら、颯人はうっとうしいと思ってるかもしれない。
だけど、それでもずっと話していたかったんだ。




「・・・・颯」




「鈴ちゃん
・・・・今日、一緒に寝ようね」



そう言って、頭をそっと撫でてくれた。



「・・・・うん」


・・・・もう何も気にしないでおこう。
残りの時間を、楽しく過ごすために。

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