ホストーカー 【完】
「いや、あのそれはそのー…」
「男か!?男なのか!?」
「いや、まあ、とりあえず…」
何か物凄く話がズレてる様な…
「よーし、ソイツ此処に連れて来い!美麗を泣かせる男は俺が締めてやる。」
げ、玄さんが本気だ。
というかなんか…
「「玄さん、お父さんみたい。」」
「「えっ?」」
は、ハモった。
私の声と、物凄く爽やかな誰かの声が被った。
「あはははっ、二連続でハモった〜すげ奇跡じゃん!」
と、私の横に居たカウンター席に座る男の人が肩を震わせて大爆笑していた。