ホストーカー 【完】
そう、その写真に写るのは、つい最近まで私と一緒に生活していたあの男で。
「…麗さんっていうんだよ?まあ、この街のボスって言っても過言じゃないからさ、美麗ちゃんは知ってるかもしれないけど…。」
「…そんな人、知りません。」
実際、私はそこに写る、偽物の様な笑顔をした麗羅を知らなかった。
もっと、笑う時は顔崩すし、
もっと、アホなオーラを出してるし…
「…へぇっ…。本当に珍しいんだね。あの麗さんを知らないなんて…、喧嘩も恐ろしく強いし、極め付けにはあの美貌…どんな女の子でも落とせてしまう…」
中々終わらない麗羅の話に無性にイライラした。
第一、私は麗羅に落とされてないし…。
「…もう、わかりました。」
と、つい冷たく言ってしまった。