ホストーカー 【完】


「……はっ?」



「……ん?」



ニコニコと変わらず笑顔なコウさん。


さっきのは幻聴だったと自分に必死に言い聞かせる。


だってほら、コウさんは相変わらず笑顔だし、麗羅と私の事をコウさんが知ってるわけないわよ…ね?



「パ、パードゥン…?(すみませんがもう一度おっしゃって下さい)」



「おっけー。麗さんと喧嘩中だもんね!って!」



…どうやら幻聴では無かったらしいです。



「私、その事言いましたっけ?」


「言ってない、言ってない。」


「じゃあ…何で…?」


一切、顔色を変えることないコウさんが、優しくて紳士なコウさんが


今だけ、怖い、そう感じた。






< 147 / 221 >

この作品をシェア

pagetop