ホストーカー 【完】
「はぁ、なんか今日は疲れた。」
初めて人を好きになって
その人がまさかのアッチ系で
初めて…失恋して。
「ぁあ〜、待ってよ美麗ちゃぁん!」
鞄を持って、出口へ向かおうとすると、
「宣戦布告だ!!!!!」
後ろを振り向くと私を指差す元初恋の人が居た。
「打倒有澤美麗!!!お前には絶対麗さんをやらん!!」
「…別に、イラナイ。」
私は顔色を変えることなく前を向いて、そのままホストクラブを出た。