ホストーカー 【完】



「ないったらない!しつこい男は嫌われるのよ。」



え、俺のこと嫌いなの!?

もしかして嫌いになっちゃった!?


だからさっきから俺に対する視線にいつも以上に憎しみが込められちゃってるの!?



「いやーーーーー!!!!」


「うるさっ。」



俺はそれはそれは落ち込んだ。


夜ご飯も通らないくらいに落ち込んだ。



一晩中、シクシクウジウジしていると、痺れを切らした美麗ちゃんが遂に俺を慰めに来てくれた。




「もうこんなんじゃ、いつまでたっても眠れない!!何で今日はそんなにどん底に落ち込んでるのよ!!!」


「だって…うっ…美麗ちゃんがさっき俺のこと嫌いって言ったー…」


「はあ?それはしつこい男が嫌われるっていう意味で別に直接麗羅がどうのこうのってわけじゃなくて。」



「本当に!?」




俺のテンション一気にあっぷあーっぷ。



「うん、本当本当(棒)」



美麗ちゃんに嫌われてるわけじゃないというのが確認でき、さっきのが嘘みたいに俺のテンションは回復されたと思った………が



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