ホストーカー 【完】



目を閉じて、スヤスヤと眠る美麗ちゃんを見て愛しさが溢れる。


頭を撫でて、眠る美麗ちゃんの首元にマーキングをする。


「んっ…」



一瞬、痛そうに顔を歪ませる。


その顔がとても綺麗で俺の心を更に揺さぶった。


俺はベッドに潜り込みピタリと美麗ちゃんにくっついた。



「…おやすみ。良い夢を。」



せめて、夢の中でも幸せで居てね。


そう心に込めて。



俺も目蓋を閉じた。



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