ホストーカー 【完】
その証拠に、目を閉じると思い付くのは
麗羅の笑顔ばかり。
おはようと言う朝から元気全開の声
美麗ちゃん、大好きって叫ぶ甘い声
行ってきますっていう寂しそうな声
愛してるって言う真剣な声
走馬灯の様に、沢山の思い出が私の頭の中を駆け巡る。
いつもそうだ。
私はいつも気付くのが遅い。
そして、その後悔をする繰り返し。
まだ、麗羅は私のこと好きかな?
まだ、飽きられてないかな?
まだ、間に合うかな?