ホストーカー 【完】



その証拠に、目を閉じると思い付くのは


麗羅の笑顔ばかり。


おはようと言う朝から元気全開の声


美麗ちゃん、大好きって叫ぶ甘い声


行ってきますっていう寂しそうな声


愛してるって言う真剣な声



走馬灯の様に、沢山の思い出が私の頭の中を駆け巡る。



いつもそうだ。

私はいつも気付くのが遅い。


そして、その後悔をする繰り返し。


まだ、麗羅は私のこと好きかな?


まだ、飽きられてないかな?



まだ、間に合うかな?






< 208 / 221 >

この作品をシェア

pagetop