ホストーカー 【完】
「な、に……これ…」
美麗ちゃんは目の前の光景に思わず絶句していた。
「アイッ、ラブ、美麗ちゃんブレックファーストッ!」
「ははははっ」
美麗ちゃんにフォークを差し出すと乾いた笑いを溢す。
と、いうか口しか笑って無い様な気がする。
「これ、なあに?」
「目玉焼き!」
「こーれは?」
「コンソメスープ」
「これ、は?」
「ヨーグルト!」
「…毒味して見なさい?」
フォークを返却され、食えと促される。
一番に美麗ちゃんに食べて欲しかったんだけど、ま、美麗ちゃんのお願いだし。
目玉焼きを一口分口に放り込む。