ホストーカー 【完】



それから、レオと他愛も無い話をして気づけば、全ての授業は既に終わっていた。


「もう、こんな時間でしたか。」


「うわっ、もうとっくに授業終わってるじゃん。」



嫌だわ~夕焼け綺麗だわ~。


おばちゃんみたいにブツブツ愚痴を溢しながら地平線を見つめていた。



「では、行きましょうか。」


「はっ?」



何処に?


そう聞こうとした時には強制的に歩かされている自分が居た。



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