大好き。ただそれだけ
負け
タンッ…タンッ…タンッ…

次は…負けねぇ!

タンッ…タンッ…タンッ…

「おりゃっ!」

ダンッッ

「はぁ…はぁ、はぁ」

まだだ。まだまだ練習して…あいつを
絶対負かしてやる

タンッ…タンッ「赤也」…タン

「ゆ、幸村先輩」

部活も終わり学校には誰もいないと
思っていた赤也は声をかけてきた
人物に驚いた

「帰ったんじゃなかったんスか?」

「いや、忘れ物をしてね
それより自主練かい?」

幸村先輩が俺からラッケットへと
目線を変える

「え、あぁ…はい」

「感心だね。でも無理は禁物だよ」

「わかってるっスよ」

「…」

忘れ物をした。といっていたのに
なかなか帰ろうとしない

「どうかしたんスか?」

「………不二かい?」

「え…?」

「クス…今日は帰りなよ」

「でも…」

「赤也、無理は禁物だと言っただろ」

「わかったっス」

強引に自主練を中止させられ仕方なく帰宅
する

「はぁ…何か違うんだよなぁ」

「何が違うんだい?」

「うわぁ!」

門を通りすぎる瞬間に声をかけられる

「ふ、不二さん!?」

「やぁ」

やぁって…

「な、何か用っスか」

あれ、おかしい

「ちょっと君の様子を見に、ね」

なんだ、これ

「…切原?」

なんで、俺…こんなにドキドキ
してんだよ…?
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