spiral
声に振り返ると
光の羽を生やした、亜未が着地した
「亜未!?」
何でここに…?
「風は只我を忘れてるだけ!大地の力なら…光の能力なら、風を元に戻せるかもしれない!」
えっ?
亜未の言葉を理解する前に
俺は風の攻撃を間一髪避けた
「っ…無理だ、亜未!」
俺の能力は、きっと風を…
「絆の力を信じて、大地!大地が望めば…きっと能力も応えてくれる!!」
俺が、望めば?
「…風。」
苦しみながら、俺を攻撃してくる風
…信じれば、きっと…
「…分かった。」