運命の恋

そこからどうやって帰ってきたのか覚えてない


確かなのはあと1年もつかわからない命


そして、明日からも俺は仕事があって


しかも高校教師をしてる俺は明日始業式で3年生の担任を持つことになっている


・・・俺はこの生徒を最後まで見届けられるのか?


俺には家族はいないし、恋人もいない


だから、生徒が俺にとってはかけがえのない宝


「・・・その生徒を最後まで見届けられずに俺は死ぬのか?」


真っ暗な部屋でつぶやいたその言葉は


俺に涙を流させた



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