運命の恋


コンコン


そんな音がしてから


返事もしてないのに


ガバ!っとドアが開いた


「先生~きたよ!」

静村だった


大人っぽい子なのに、なんだろう


どことなく子供っぽい気がした


「あぁ、わざわざ悪いな。俺まだ食べ終わってないんだわ。悪いんだけど先にこのプリントホッチキスで止めてくれるか?」


そういうと、かわいらしい顔を少し膨らませて

「は~い」

といじけたように言う

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