彼氏います。
第一章『話さない私。』


―学校に行く朝。

「さむ…」

ひとり、雪の積もった雪道を
ひたすら歩く。

今の季節は冬。

歩道からは道路は見えない。

…前方には邪魔な男子集団。

歩くのが遅い。

はやく歩いてくれないかな…。
そうは思っていても言わない。
なんでかというと―。




私〈人見知り〉だから。
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