とある夢追人の物語
小学校は3クラスしかないから噂と言うかイジメられてる人の事くらい同じ学年では有名だった。


だから、男子も容赦なくかかってきた。


イスを男子の身長160くらいの高さから足のスネに落とされた。


暴力も平気でやってきた。


まぁ私も遣られっぱなしは嫌いだからやり返したんだけどね。(笑)


女子は女子でネチネチとしたイジメ。


人の真似したり
影で悪口言ってますよアピール。


先生が話し合いを設けてくれたけど
“先生に呼び出される程不良っぽくてカッコイイ”って感じだったから


きちんとした話し合いではなかった。


何をきかれても「知りません」を通す


「別にイジメじゃないし」
「だって悪いのそっちだし」
とか。


先生も肩を持つしね。


私もはっきり言えなくて
全部自分の中に押し殺した。


そのうち学校に靴が無くなったり、靴に画鋲が入ってたりして。


学校に行けなくなった。


「学校に行きたくない」って言う度に


母は「電話しないよっ嫌だからね」って言った。


ばぁちゃんがたまに電話をしてくれた。


無断欠席にもなった。


でも小学校、中学校ってそんなに単位気にしなくていいんだよ。


限界が来たら逃げる事も大切。


その代わり、中学校で無断欠席とかになったら“良い高校” と言う所には行けない。


でも、そんな高校に行くことだけが人生じゃないと思う。


取りあえず、我慢しない事なんだよね。


今、無理しても“死にたい”としか考えられなくなる。


私は、小学校の時はまだ深く“死”を考えなかったけど


とにかく、異常な行動をした。

髪の毛を大量に抜くとか。


ハサミを持ってムカついた時
“相手を殺そう”とか。


それか、呪いをかけようとしてインターネットで呪いの魔法陣を探して学校の机に書いたり。


イかれてたけど。その時は、それが自分の精一杯のストレス発散だった。
< 22 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop